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コラム

2020/2/3

節分と蘇民将来子孫家門

令和2年2月3日節分です

令和2年2月2日2時22分に伊勢神宮内宮を参拝できました。
伺いたかった一つの理由として
伊勢飾り門をどのくらいのお宅でされていて
笑門と蘇民将来子孫也はどの割合か見てみたかったからです。

笑門は、笑う門には福きたるの意味で認識されている方も多いと思いますが

実は
蘇民将来子孫也の略だと聞きました。

では蘇民将来とは?

昔、須佐之男命が伊勢の地を旅していたところ

疲れて泊まるところを探していたら
貧しい蘇民将来が快く、自分の家に泊めて手厚くおもてなしをしたそうです。

そこで須佐之男命は蘇民将来に

「これからの世の中に疫病が流行っても、蘇民将来の子孫と云って

茅の輪を腰につけている人は免れると言って去っていかれたと言います。
それが6月の夏越の祓の由来とも言われていますが
それ以降、魔よけとして「蘇民将来子孫家門」の札やしめ縄を飾るようになったと言われています。

 

須佐之男命は、八坂神社におられるので
祇園祭の稚児餅の札にも
蘇民将来子孫也の文字が書かれています。

こうして一年中出てくる

蘇民将来の将門→ 笑門に変わったという意味があります。

 

伊勢に向かう時の空があまりに幽玄で眺めておりました。

伊勢のおかげ横丁で赤福ではなく

粟餅ぜんざいをいただきました。

節分に赤い豆をいただくと

赤の魔よけという色

豆の魔を滅するという意味が合わさって最強の厄除けができますよ。

赤福があれだけ甘いのも
伊勢参りで長旅をしてきた人にとって

疲れを癒すにはあれだけの糖分が必要だったからと学びました。

伊勢から帰る夕刻の空も本当に美しかったです。

 

旧暦2月4日から新しい年の始まりです。

皆さまにとりまして
幸の多い日々となりますように。

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