テーブル茶道 名古屋

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2021/2/23

Giverになろう〜茶教勉強会〜

Giverになろう〜あたえる人こそ幸せになる時代〜

 

『ないた赤おに』という絵本をご存知でしょうか。

 

ある山奥に住んでいた心の優しい赤おに。人間と仲良くしたいけれど、

受け入れてもらえず悲しんでいると、友だちの青おには一計を案じます。

青おにが村でわざと暴れ、それを赤おにが退治して、

村人からの信頼を得るという作戦です。

この計画は成功し、赤おには人間と仲良くなれます。

でも、青おにはそれっきり姿を見せなくなりました。

ある日、赤おにが青おにの家を訪ねると、戸口にはり紙があり、

“ぼくが君と付き合いを続けていたら、村人たちは君を疑うことでしょう。

だから、ぼくはここを去ります。君の幸せをいつも祈っているよ”

と書いてありました。

赤おには何度もそれを読んで、涙を流して泣きました。

 

この青おにの行動は、人間愛、無償の友情からくるものでした。

見返りを期待せず、あたえることに尽力して、

他者を生かすことに心砕いた青おに。

人間の本当のあり方をあらためて考えさせる絵本に胸打たれるものがあります。

 

ただ一つ気になるのは、青おには幸せなのかということ。

青おには他人のために与え尽くしたけれど

自分自身は犠牲になったのではないか、

“いい人”は結局バカを見るのではないか、

そんなふうにも思ってしまいます。

実はこのモヤモヤした気持ちに明るい道筋をすっと示してくれた本があります。

アダム・グラント著の『GIVE&TAKE』です。

この本では青おにのような見返りを求めずにあたえる人のことを

「Giver」と呼んでいます。

そして世の中で最も成功しているのはそのGiverだというのです。

なぜGiverが成功するのでしょうか?

 

Giverは自分だけでなくみんなが幸せになる結果を目指します。

だから自分の損得関係なく他人の成功を手助けします。

他人が嫌がる面倒な仕事を進んでやります。

すると他人のことを思いやれるGiverは尊敬され、感謝され、信頼も厚くなる。

次第に与えられた人々はGiverが困ったときには助け、

Giverのやりたいことがあれば協力するようになり、

相互依存の関係が築かれていくことになるのです。

 

先の見えない不安な世の中で、とかく自分中心になりがちな私たち。

仕事も人生も人との関係なしに成功し得ない時代だからこそ、

他人の幸せを考えるGiverになることが

実は自分にも幸せを引き寄せているのです。

Giverの青おにもきっと幸せな人生を送っていると確信できます。

みんなが幸せになるためにGiveし続けることができる人、

そんな美しい人を目指してテーブル茶道では心のあり方を学び、

お互いを高め合っています。

ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、名古屋金山グランコートホテルにて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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