ニュース HOME > ニュース > 人生は「見る目」で変わる~茶教勉強会 2024/6/30 人生は「見る目」で変わる~茶教勉強会 ―“思い込み”が“思いやり”に変わるとき― 「ピアチューターやってみたい」中学校から帰ってきた娘の突然の一言。ピアチューターは、困っていたり不安を抱える仲間をサポートする立場になるということ。小学校で不登校だった娘を見てきたから、この変わりようにビックリしました。中学校になって、やるべきことができるようになったのかと言えば、そうでもありません。じゃあ何が娘を変えたのか。それは娘を見る周りの「目」が変わったことだと思います。 これまで不登校への“思い込み”から「心が弱い」「甘え」「やる気がない」といった厳しい目の環境に苦しんできた娘。でもその思い込みが解かれ、愛ある優しい目の環境に変わったことで、居心地のよさを感じることができたのでしょう。それにしても周りの目が変わると、娘の見る目もこれだけ変わるんだとビックリです。景色は何も変わっていないのだけど、目に映る景色は確実に違っているのです。ドイツの哲学者、ニーチェは次のように言っています。〝事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである〟 起こった事実は変えられないけれど、目の前にある現実をどう捉えるかは、決めることができると思うのです。また、見る目を変えると、自分だけでなく、その視線に苦しんでいる人も救うことがあるとわかりました。“思い込み”の目を“思いやり”の目に変えることができるのです。 【見方を変える①~意識が変わると見える現実が変わる】面白いことが起きる人と起きない人の違いは、面白いことを意識しながら身の回りの出来事を見ているかいないか、実はそれだけなのです。自分が妊婦になって意識すると、途端に妊婦さんが周りに現れたように見える。でも妊婦さんはもともといるわけで、意識して見ていないだけなのです。不登校の子もそう。自分の子がなってはじめて、意識をもって見るようになると、これだけ多くの親子が不登校によって苦しんでいる現実が見えてきたのです。 意識して見たとたん、見える現実が変わりはじめました。であれば「何を見たいのか」「何を大事に生きたいのか」、そこを明確に意識することで、見える世界が変わるということでしょう。 【見方を変える②~クローズアップじゃなくロングショットで見る】〝人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ〟喜劇王のチャップリンの言葉です。人はすぐ目の前に起こったことを、白か黒か、失敗か成功かと判断したくなる。でももっと広い視点で、長い月日で見れば、その判断は変わってくるかもしれない。私も娘が病気になったときは悲劇そのものでしたが、月日が経ち、広い視野で見られるようになると、「人生は山あり谷あり。喜びと苦しみがあってこその人生」と一喜一憂しすぎず穏やかに話せるようになりました。 【見方を変える③~“思い通りにならないこと”は “思いもよらないこと”】思い通りにならないときほど、実は希望があると思っています。例えば私は希望の大学に落ちたからこそ、今の旦那さんと出会ったし、娘が不登校になったから、人生の捉え方を変えることができました。すべて思い通りにいかなかったことのおかげなのです。 L・M・モンゴメリ著『赤毛のアン』のセリフから〝人生は思い通りにならないものだけど、 思い通りにならないことは素敵なことだわ 思いもよらないことが起きるからよ〟 【見方を変える④~みんな“自分は正しい”と思っている】100%誰にでも当てはまる正しさはこの世にはなさそうですが、でもひとつだけあるといえるかもしれません。それは「自分は正しい」と思っていることです。みんなが「自分は正しい」と思っているからこそ、人類の歴史から一度だって戦争がなくなったことがないんです。だから嫌だなと思う人も自分は間違っているとは思わず、正しいと思って行動しています。嫌な人もそうならざるを得なかった過去があるかもしれない。人間はサイコロの目のようにいろんな面を持っているのに、一面だけを見て嫌いと判断しているかもしれない。そう見ることを心がけるだけで、世界は全く新しく見えてきます。それでも嫌だと思ってしまったら、しょうがないとそんな自分を否定しないであげる。感情をそのまま感じてあげられたら、抵抗が減り、ふっとモヤモヤした感じが温かくなってくるのを感じることもあります。茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、知識を得るだけでなく実践につなげていき、人格として身につけることを目的としています。学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。そうして得られた美しさは自身の幸せ、ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。 月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。お申込みお待ちしております。 椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理
―“思い込み”が“思いやり”に変わるとき―
「ピアチューターやってみたい」
中学校から帰ってきた娘の突然の一言。
ピアチューターは、困っていたり不安を抱える仲間を
サポートする立場になるということ。
小学校で不登校だった娘を見てきたから、この変わりようにビックリしました。
中学校になって、やるべきことができるようになったのかと言えば、
そうでもありません。じゃあ何が娘を変えたのか。
それは娘を見る周りの「目」が変わったことだと思います。
これまで不登校への“思い込み”から
「心が弱い」「甘え」「やる気がない」といった
厳しい目の環境に苦しんできた娘。
でもその思い込みが解かれ、愛ある優しい目の環境に変わったことで、
居心地のよさを感じることができたのでしょう。
それにしても周りの目が変わると、
娘の見る目もこれだけ変わるんだとビックリです。
景色は何も変わっていないのだけど、目に映る景色は確実に違っているのです。
ドイツの哲学者、ニーチェは次のように言っています。
〝事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである〟
起こった事実は変えられないけれど、目の前にある現実をどう捉えるかは、
決めることができると思うのです。
また、見る目を変えると、自分だけでなく、
その視線に苦しんでいる人も救うことがあるとわかりました。
“思い込み”の目を“思いやり”の目に変えることができるのです。
【見方を変える①~意識が変わると見える現実が変わる】
面白いことが起きる人と起きない人の違いは、
面白いことを意識しながら身の回りの出来事を見ているかいないか、
実はそれだけなのです。
自分が妊婦になって意識すると、途端に妊婦さんが周りに現れたように見える。
でも妊婦さんはもともといるわけで、意識して見ていないだけなのです。
不登校の子もそう。
自分の子がなってはじめて、意識をもって見るようになると、
これだけ多くの親子が不登校によって苦しんでいる現実が見えてきたのです。
意識して見たとたん、見える現実が変わりはじめました。
であれば「何を見たいのか」「何を大事に生きたいのか」、
そこを明確に意識することで、見える世界が変わるということでしょう。
【見方を変える②~クローズアップじゃなくロングショットで見る】
〝人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ〟
喜劇王のチャップリンの言葉です。
人はすぐ目の前に起こったことを、白か黒か、失敗か成功かと判断したくなる。
でももっと広い視点で、長い月日で見れば、
その判断は変わってくるかもしれない。
私も娘が病気になったときは悲劇そのものでしたが、
月日が経ち、広い視野で見られるようになると、
「人生は山あり谷あり。喜びと苦しみがあってこその人生」と
一喜一憂しすぎず穏やかに話せるようになりました。
【見方を変える③~“思い通りにならないこと”は
“思いもよらないこと”】
思い通りにならないときほど、実は希望があると思っています。
例えば私は希望の大学に落ちたからこそ、今の旦那さんと出会ったし、
娘が不登校になったから、人生の捉え方を変えることができました。
すべて思い通りにいかなかったことのおかげなのです。
L・M・モンゴメリ著『赤毛のアン』のセリフから
〝人生は思い通りにならないものだけど、
思い通りにならないことは素敵なことだわ
思いもよらないことが起きるからよ〟
【見方を変える④~みんな“自分は正しい”と思っている】
100%誰にでも当てはまる正しさはこの世にはなさそうですが、
でもひとつだけあるといえるかもしれません。
それは「自分は正しい」と思っていることです。
みんなが「自分は正しい」と思っているからこそ、
人類の歴史から一度だって戦争がなくなったことがないんです。
だから嫌だなと思う人も自分は間違っているとは思わず、
正しいと思って行動しています。
嫌な人もそうならざるを得なかった過去があるかもしれない。
人間はサイコロの目のようにいろんな面を持っているのに、
一面だけを見て嫌いと判断しているかもしれない。
そう見ることを心がけるだけで、世界は全く新しく見えてきます。
それでも嫌だと思ってしまったら、
しょうがないとそんな自分を否定しないであげる。
感情をそのまま感じてあげられたら、抵抗が減り、
ふっとモヤモヤした感じが温かくなってくるのを感じることもあります。
茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、
知識を得るだけでなく実践につなげていき、
人格として身につけることを目的としています。
学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。
そうして得られた美しさは自身の幸せ、
ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。
そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、
お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。
皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。
月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。
ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。
お申込みお待ちしております。
椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理