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2023/12/5

坂本龍馬に学ぶ人間術〈1〉~茶教勉強会~

坂本龍馬に学ぶ人間術〈1〉

 

―坂本龍馬はなぜこんなにも人気があるのか―

 

坂本龍馬。

この人は歴史上もっとも好かれた人物といっても過言ではないかもしれません。

ソフトバンクグループの創始者である孫正義氏のように、

龍馬が人生に大きな影響を及ぼしたという人は現代においても多いようです。

一体龍馬のどこがそんなに凄いのでしょうか。

 

龍馬の凄さや人気を語る上でやはり龍馬の「人間術」は欠かせません。

何か目的を遂げたいと願うのであれば、多くの人をまき込む必要があり、

龍馬はそのために重要な「敵の中に味方をつくる」名手であったと言えます。

自分の敵を味方にしただけでなく、

脇でイヌとサルのように歯を向き合っているもの同士の手まで結ばせました。

薩長連合などその典型的な例です。

 

特に日本では龍馬のような人間術が物事を上手くいかせる要となるのであり、

それは日本の社会は「誰が社会」の風潮が強く、

「何が社会」ではないことが影響していると思います。

「誰が社会」というのは、人間を重視して、相手の人柄や、

あるいは世間から加えられている評価によって、

その人間のいうことややることを信じたり信じなかったりすること。

だから先に相手との信頼関係を築く「根回し」をしておかなければ

やりたいこともやれなくなってしまう。

龍馬はこのへんの状況と呼吸をよく心得ていたのです。

 

でも彼は人間関係をつくる営みを

底の浅い「技術」として行使したことはありませんでした。

人格として備わっていたものが自然と行動に現れたということでしょう。

そこには日本と日本人のための幸福追求という理念があったのです。

私利私欲ではない、愛情にみなぎったものであり、

だからこそ相手の心を打ったのだと思います。

 

―坂本龍馬の自己改革―

 

龍馬のさらにすごいところは、自分自身が常に心の壁を壊していったこと。

彼の有名な自己改革エピソードがあります。

 


龍馬の友人は尋ねた

「今我々にとって最も大切なものは何か」

龍馬は「これだ」といって刀をたたいた。

時を経てまた同じ質問をすると

龍馬は「これだ」と言ってピストルを懐から出した。

それからしばらくしてまた聞くと

龍馬は「これだ」と言って万国公法を出した。


 

刀からピストルへ、ピストルから万国公法へという自己発展。

良いと思ったら、考えを改めてすぐに行動できるのが、

龍馬の凄いところだと思います。

自分を変えることは本当に難しい。

凝り固まった考え方でなかなか良いものも取り入れられない人間にとって、

龍馬のように180度転換し、また180度ひっくり返るような人間を

「いい加減なヤツ」だと思って理解できないことでしょう。

そしてこういった心の壁のある人が多ければ多いほど

制度的な壁や物理的な壁を破壊させないのです。

 

では何が壊せるかといえばやはり「人との出会い」。

私は龍馬の魅力の根底には「一期一会」の精神があると考えます。

それは毎日顔を合わせる家族や友人、仕事仲間であっても、

その日その時の出会いは一生に一度だけで、

二度と同じ日や機会が戻ってくることはないと心得ているということです。

だから一回一回の出会いを心を尽くして相手と向き合うことを

龍馬は忘れませんでした。

そんな緊張感をもちながら接することで、

相手の良いところを発見し合うことができるのかもしれません。

この徳を掘り起こす行動の連続が、龍馬の人間術の特色であり、

自己改革いつながっているのだと思います。

 

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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