ニュース HOME > ニュース > 今を生きる練習~茶教勉強会~ 2025/5/8 今を生きる練習~茶教勉強会~ 今を生きる練習~終わりがあるから、今を一所懸命生きる~ ―ギャルマインド― この令和の時代に再びブームとなっている“ギャル”でも令和のギャルが本当に憧れるのは“ギャルマインド”。見た目を楽しむことより、内面をギャル化することなのです。なぜ今ギャルマインドなのでしょう。 大人は将来の漠然とした不安を語り、「将来成功するためには今はしたいことがあっても我慢しなさい。今頑張っておけば、後で楽ができるから」と言う。さも未来に本当の人生があると、今の人生をきたるべき本番の日のためのリハーサルだと言わんばかりに。 未来への不安を背負わされ、将来のために逆算して今を生きなきゃいけない。自分の好きがあっても、周りの人と比べて引け目を感じたり、みんなと同じようにしなければと自分の好きを貫けない。そんな中、ギャルマインドは今を大切に、自分の好きなものが見つかったら、それを大事にしようよと言う。息苦しさを感じていた人たちがギャルマインドによって、楽しく今を生きることや、自分を見つめなおすことに焦点を当てることで、自身が抱える閉塞感や、生きづらさを打破していく心のエネルギーになっているのではないでしょうか。「うちらにヘコんでいるヒマなんかねえ!! 今を楽しむ 言いたいことを言う 腹から笑う これ鉄則!!前も後ろもどーでもいーから 「今」を大事に生きようぜ!!」 ―「今」しかできないことがある― 私たちは「将来に備えて…」「もしものために…」といったフレーズが日常的に飛び交う中で暮らしています。計画をたてて、それを実行することが良いことであると幼いころから教え込まれ、社会に出てからもそれを求められ続けます。こうやって将来への不安を回避しようと安定を志向するとき、人間は「今を生きる」ことから遠ざかってしまうという大きなジレンマを抱えてしまうようです。そして今を生きることが希薄になると、心は喜びのエネルギーを得ることができず、徐々にしぼんでしまって、最終的には動かなくなってしまうのです。 私たちは二度と同じときを過ごせません。たとえ子どもたちとの時間を逃してまで仕事を優先させた自分に後悔しても、過ぎ去った時間、過ぎ去った貴重な機会は取り戻せないのです。だからこそ人生を最大限充実させるために次のことが必要だと、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO」ではこのように言っています。 そのときにしかできない経験をすること なぜなら人生は経験の合計だからと。自分が誰であるかは毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まってきます。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになるのです。 ―所有の欲求が今を楽しむ時間を奪う― 人は何も持たずにこの世に生まれ、何も持たずにこの世を去ります。それなのにこの生死の狭間で、人生の大半をお金やモノ、地位などの「所有」の追求に捧げ、所有こそ人生の目的と信じ、可能な限り多くの資産の蓄積を目指すライフスタイルを貫いています。 そうやって社会における自分の価値を示そうと、所有するために多くの時間を費やすけれど、その分だけ自分の価値につながる訳でもなく、その分だけ幸せになれる訳でもないようです。でも人生の幸せは所有だと信じて疑わず所有し続けるのです。自己の表れでもある所有を手放すまいとしながら、一方で人は大体の所有にすぐ慣れてしまうから、さらに多くのモノを獲得しようとします。自己をよく見せようとする終わりなき、そして最終的には満たされない探求の旅…。「私たちは所有という悪魔にとりつかれている」―。その自覚が今を楽しんで幸せを感じる第一歩なのかもしれません。 茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、知識を得るだけでなく実践につなげていき、人格として身につけることを目的としています。学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。そうして得られた美しさは自身の幸せ、ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。 月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。お申込みお待ちしております。 椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理
今を生きる練習~終わりがあるから、今を一所懸命生きる~
―ギャルマインド―
この令和の時代に再びブームとなっている“ギャル”
でも令和のギャルが本当に憧れるのは“ギャルマインド”。
見た目を楽しむことより、内面をギャル化することなのです。
なぜ今ギャルマインドなのでしょう。
大人は将来の漠然とした不安を語り、
「将来成功するためには今はしたいことがあっても我慢しなさい。
今頑張っておけば、後で楽ができるから」と言う。
さも未来に本当の人生があると、
今の人生をきたるべき本番の日のためのリハーサルだと言わんばかりに。
未来への不安を背負わされ、将来のために逆算して今を生きなきゃいけない。
自分の好きがあっても、周りの人と比べて引け目を感じたり、
みんなと同じようにしなければと自分の好きを貫けない。
そんな中、ギャルマインドは今を大切に、自分の好きなものが見つかったら、
それを大事にしようよと言う。息苦しさを感じていた人たちが
ギャルマインドによって、楽しく今を生きることや、
自分を見つめなおすことに焦点を当てることで、自身が抱える閉塞感や、
生きづらさを打破していく心のエネルギーになっているのではないでしょうか。
「うちらにヘコんでいるヒマなんかねえ!! 今を楽しむ 言いたいことを言う
腹から笑う これ鉄則!!前も後ろもどーでもいーから
「今」を大事に生きようぜ!!」
―「今」しかできないことがある―
私たちは「将来に備えて…」「もしものために…」といったフレーズが
日常的に飛び交う中で暮らしています。計画をたてて、
それを実行することが良いことであると幼いころから教え込まれ、
社会に出てからもそれを求められ続けます。
こうやって将来への不安を回避しようと安定を志向するとき、
人間は「今を生きる」ことから遠ざかってしまうという
大きなジレンマを抱えてしまうようです。
そして今を生きることが希薄になると、
心は喜びのエネルギーを得ることができず、
徐々にしぼんでしまって、最終的には動かなくなってしまうのです。
私たちは二度と同じときを過ごせません。
たとえ子どもたちとの時間を逃してまで仕事を優先させた自分に後悔しても、
過ぎ去った時間、過ぎ去った貴重な機会は取り戻せないのです。
だからこそ人生を最大限充実させるために次のことが必要だと、
ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO」ではこのように言っています。
そのときにしかできない経験をすること
なぜなら人生は経験の合計だからと。
自分が誰であるかは毎日、毎週、毎月、毎年、
さらには一生に一度の経験の合計によって決まってきます。
最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、
どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになるのです。
―所有の欲求が今を楽しむ時間を奪う―
人は何も持たずにこの世に生まれ、何も持たずにこの世を去ります。
それなのにこの生死の狭間で、人生の大半をお金やモノ、
地位などの「所有」の追求に捧げ、所有こそ人生の目的と信じ、
可能な限り多くの資産の蓄積を目指すライフスタイルを貫いています。
そうやって社会における自分の価値を示そうと、
所有するために多くの時間を費やすけれど、
その分だけ自分の価値につながる訳でもなく、
その分だけ幸せになれる訳でもないようです。
でも人生の幸せは所有だと信じて疑わず所有し続けるのです。
自己の表れでもある所有を手放すまいとしながら、
一方で人は大体の所有にすぐ慣れてしまうから、
さらに多くのモノを獲得しようとします。
自己をよく見せようとする終わりなき、
そして最終的には満たされない探求の旅…。
「私たちは所有という悪魔にとりつかれている」―。
その自覚が今を楽しんで幸せを感じる第一歩なのかもしれません。
茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、知識を得るだけでなく
実践につなげていき、人格として身につけることを目的としています。
学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。
そうして得られた美しさは自身の幸せ、
ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。
そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、
お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。
皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。
月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。
ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。
お申込みお待ちしております。
椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理