ニュース HOME > ニュース > 相手本位が上手くいく~茶教勉強会~ 2025/5/8 相手本位が上手くいく~茶教勉強会~ 相手本位が上手くいく~『人を動かす』から学ぶ人間関係の法則~―与えることが与えられること― 「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは他人に認められることを渇望する気持ちである」これはカーネギー氏の著書『人を動かす』の中でアメリカの心理学者であるウイリアム・ジェームスの言葉です。このように承認欲求という「自己の重要感を満たすこと」は、人にとって非常に大きな欲求であり、つねにそのような状態を切実に望みながら生きているのです。 人に認められたいという欲求を満たしたいと思ったとき、どのような方法をとればよいのでしょうか。カーネギー氏によれば、人が動いてくれる方法は一つしかなく「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」だと言います。そのためには「相手のほしがっているものを与える」ことだとも。 だからこそ、まず「他人を認める」ということだと思います。自分が認められたければ、まず自分から他の人を認めていくということ。まず一番の人間の欲求である承認を相手に与えることなのです。すると、相手の欲求が満たされ、その人の熱意が呼び起こされ、返報性の原理も相まって、結果として自分のことも承認してくれるようになります。当然、「与える」ためにはそれなりの労力を費やすことになります。でもそれによって良い人間関係を実感し、仕事やチャンス、お金、運などにつながっていくのだとしたら、そのための労力を惜しむ理由はないと思うのです。人生をうまくいかせたい、そう願うのであれば、まず相手の欲求を満たすことを考え、実践することをおススメしたいです。 【相手の欲求を満たす方法① 笑顔を忘れない】 笑顔の影響は絶大だと分かっていても、常に笑顔で色々な人と接することができるというのは、かなり難しいこと。自分に余裕がある時は、他人に対して笑顔で接することができるのですが、自分自身が辛い状況の中、笑顔を向けたり、他人に優しい言葉をかけたりするのはとても難しいことだと実感しています。でも笑顔はそんな困難な状況や苦しい時にこそ役立ちます。笑顔を心がけることで、自分の感情をコントロールして、落ち着いて問題に対処する力を得ることができるのです。笑顔は心の安定を保つための一つの手段と言えるかもしれません。一方で心身の不調を長い間抱えながらも他人には見せないよう笑顔で明るく振る舞う“笑顔うつ”に頑張りすぎてなってしまう人もいるわけで、何事も両極あることを忘れないでいたいと思うところです。 【相手の欲求を満たす方法②名前を覚える】 人を動かすでは繰り返し「人は自分のことに関心を寄せてくれると喜ぶ」と言っています。だから名前を覚えて呼んでくれることは、自分を特別な存在として認めてもらえているという感覚がわくのです。「どう思う?」より「○○さんはどう思う?」、「これお願い」より「○○さん、これお願い」と名前をちりばめる方が、相手もちゃんと応えようとしてくれます。 カーネギー氏によれば、人間は他人の名前などいっこうに気にとめないけど、自分の名前になると大いに関心をもつものだと言います。名前を呼ばなくても、会話は成立してしまうことも多いけれど、相手の大切にしているものに敬意を表して言葉にするというちょっとした心遣いが、相手の心を動かすのでしょう。 【相手の欲求を満たす方法③しゃべらせる】 インスタ、Facebook、ブログ、X…、これだけ発達しているということは、何かが利用する人間の心を捉えているのでしょう。そしてその何かとは「しゃべりたい」という人間の欲求だと思います。しゃべることで人と関わっていたい、自慢したい、認めてもらいたいと、そんな欲求があるのだと思います。だから、人に好意や関心をもってもらいたかったら、自分がしゃべるより、相手にしゃべってもらうこと。相手はしゃべることで満足し、こちらを“良いきき手”として捉えてくれて、高く評価してくれるのです。しゃべらせるためには、まず「きき手に徹する」こと。途中で話を遮ったり、自分の正しさを押し付けたりするようなことをしないことです。ただ、もし話がしづらそうであったり、相手自身が何をしゃべっていいかわからなかったりした場合は、相手に質問することで、しゃべってもらいやすくなるということもあります。相手が話しやすいパスを出すこともきき手の大事な役割だと思います。話したいという需要が多いということは、裏を返せばきくことの価値は高いということ。相手にしゃべらせて、自分はきいているだけで、相手から好かれたり、相手が解決案を出してくれたりするものなのです。 茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、知識を得るだけでなく実践につなげていき、人格として身につけることを目的としています。学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。そうして得られた美しさは自身の幸せ、ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。 月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。お申込みお待ちしております。 椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理
相手本位が上手くいく~『人を動かす』から学ぶ人間関係の法則~
―与えることが与えられること―
「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは
他人に認められることを渇望する気持ちである」
これはカーネギー氏の著書『人を動かす』の中でアメリカの心理学者である
ウイリアム・ジェームスの言葉です。
このように承認欲求という「自己の重要感を満たすこと」は、
人にとって非常に大きな欲求であり、
つねにそのような状態を切実に望みながら生きているのです。
人に認められたいという欲求を満たしたいと思ったとき、
どのような方法をとればよいのでしょうか。
カーネギー氏によれば、人が動いてくれる方法は一つしかなく
「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」だと言います。
そのためには「相手のほしがっているものを与える」ことだとも。
だからこそ、まず「他人を認める」ということだと思います。
自分が認められたければ、まず自分から他の人を認めていくということ。
まず一番の人間の欲求である承認を相手に与えることなのです。
すると、相手の欲求が満たされ、その人の熱意が呼び起こされ、
返報性の原理も相まって、結果として自分のことも
承認してくれるようになります。
当然、「与える」ためにはそれなりの労力を費やすことになります。
でもそれによって良い人間関係を実感し、仕事やチャンス、
お金、運などにつながっていくのだとしたら、
そのための労力を惜しむ理由はないと思うのです。
人生をうまくいかせたい、そう願うのであれば、
まず相手の欲求を満たすことを考え、実践することをおススメしたいです。
【相手の欲求を満たす方法① 笑顔を忘れない】
笑顔の影響は絶大だと分かっていても、
常に笑顔で色々な人と接することができるというのは、かなり難しいこと。
自分に余裕がある時は、他人に対して笑顔で接することができるのですが、
自分自身が辛い状況の中、笑顔を向けたり、
他人に優しい言葉をかけたりするのはとても難しいことだと実感しています。
でも笑顔はそんな困難な状況や苦しい時にこそ役立ちます。
笑顔を心がけることで、自分の感情をコントロールして、
落ち着いて問題に対処する力を得ることができるのです。
笑顔は心の安定を保つための一つの手段と言えるかもしれません。
一方で心身の不調を長い間抱えながらも他人には見せないよう
笑顔で明るく振る舞う“笑顔うつ”に頑張りすぎてなってしまう人もいるわけで、
何事も両極あることを忘れないでいたいと思うところです。
【相手の欲求を満たす方法②名前を覚える】
人を動かすでは繰り返し
「人は自分のことに関心を寄せてくれると喜ぶ」と言っています。
だから名前を覚えて呼んでくれることは、
自分を特別な存在として認めてもらえているという感覚がわくのです。
「どう思う?」より「○○さんはどう思う?」、
「これお願い」より「○○さん、これお願い」と
名前をちりばめる方が、相手もちゃんと応えようとしてくれます。
カーネギー氏によれば、人間は他人の名前などいっこうに気にとめないけど、
自分の名前になると大いに関心をもつものだと言います。
名前を呼ばなくても、会話は成立してしまうことも多いけれど、
相手の大切にしているものに敬意を表して言葉にするという
ちょっとした心遣いが、相手の心を動かすのでしょう。
【相手の欲求を満たす方法③しゃべらせる】
インスタ、Facebook、ブログ、X…、これだけ発達しているということは、
何かが利用する人間の心を捉えているのでしょう。
そしてその何かとは「しゃべりたい」という人間の欲求だと思います。
しゃべることで人と関わっていたい、自慢したい、認めてもらいたいと、
そんな欲求があるのだと思います。
だから、人に好意や関心をもってもらいたかったら、
自分がしゃべるより、相手にしゃべってもらうこと。
相手はしゃべることで満足し、こちらを“良いきき手”として捉えてくれて、
高く評価してくれるのです。
しゃべらせるためには、まず「きき手に徹する」こと。
途中で話を遮ったり、
自分の正しさを押し付けたりするようなことをしないことです。
ただ、もし話がしづらそうであったり、
相手自身が何をしゃべっていいかわからなかったりした場合は、
相手に質問することで、しゃべってもらいやすくなるということもあります。
相手が話しやすいパスを出すこともきき手の大事な役割だと思います。
話したいという需要が多いということは、
裏を返せばきくことの価値は高いということ。
相手にしゃべらせて、自分はきいているだけで、相手から好かれたり、
相手が解決案を出してくれたりするものなのです。
茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、
知識を得るだけでなく実践につなげていき、
人格として身につけることを目的としています。
学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。
そうして得られた美しさは自身の幸せ、
ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。
そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、
お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。
皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。
月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。
ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。
お申込みお待ちしております。
椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理