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2024/3/5

稲盛和夫の哲学~茶教勉強会~

稲盛和夫の哲学 ~素晴らしい人生をおくるために~

 

 

―稲盛和夫さんの「意識改革」―

 

能登半島地震に続き、羽田空港で飛行機の衝突事故と、

新しい年を迎えてすぐの連日の悲劇に、

日本中が深い悲しみや絶望感に包まれました。

そんな中で起こったJALの奇跡の脱出は、

悲観的な私たちを力づける希望の光となったのです。

実を言えばJALの奇跡はこれが2度目でした。

1度目といえばやはり2010年、JAL破綻からの奇跡の復活でしょう。

そしてその再建を担ったのが稲盛和夫さんだったのです。

 

そしてこのJALの奇跡の復活劇のカギを握ったのは「JALフィロソフィ」。

このフィロソフィがJAL全社員に浸透し、彼らの考え方、心、

行動を変えた結果、JALは生まれ変わることができたといいます。

JALフィロソフィは「人間として何が正しいのか」を判断すること。

この人として当たり前のことが、実はできていなかったと、

理念の実践に力を注いでいきました。

そして時間をかけてしっかり理念を浸透させた結果、

サービス力や人間力は、仕事のみならず

人生においても大きな武器になったのです。

稲盛さんが行った改革は、まさに「意識改革」だといえるでしょう。

 

―JALを変えた稲盛和夫さんの哲学―

 

〈考え方を変えれば人生は180度変わる〉

私たちは今、誰からも制約を受けずに自分の思うがままに生きられる時代。

なのにどこか閉塞感があって悲観的なのは、

「何を大事に生きるか」といった人生の指針のようなものを

持ち合わせていないからではないでしょうか。

そんな時代に良い人生を送るために大事なことを、

稲盛さんは一つの方程式で表してくれています。

 

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

 

〇能 力―才能や知能といった先天的な資質 0~100点

〇熱 意―情熱や努力する心といった自分の意志で

     コントロールできる後天的な要素 0~100点

◎考え方―心の在り方や生きる姿勢、理念や思想

     3つの要素の中ではもっとも大事 -100点~100点

 

能力があっても熱意に乏しければ、良い結果はでません。

逆に能力がなくても、そのことを自覚して、

人生や仕事に燃えるような情熱であたれば、

先天的な能力に恵まれた人より良い結果を得られるのです。

そしていくら能力が高く、熱意をもっていても、

考え方が少しでもマイナスに振れると、

人生は悪い方向へ一気に進んでしまうのです。

だから考え方次第で人生は決まってしまうといっても過言ではありません。

 

ではどのような考え方が100点なのでしょうか。

稲盛さんは「人間として正しい考え方」だと言います。

例えば「正直であれ」「欲張るな」「人に優しく」。

これは自分にとって正しいことでも、相手にとって正しいことでもありません。

「誰から見ても正しいこと」で、誰もそれは違うとは言えないものばかりです。

 

しかし知識としては正しい考え方をもっていても、それを哲学にまで高め、

それを判断ベースにしている人は少ないように感じます。

それは人間の心は思っているより弱くてもろいから。

正しい考え方とはわかっていても、それを持ち続けるのは難しいのです。

だからこそ日々、思考を深め実践し、

自分の言動や立ち振る舞いにおかしいところはなかったか、

自問自答を繰り返していくことが大切になるということなのでしょう。

 

〈利他に徹すれば、成功につながる〉

稲盛さんは「利他」について次のように語っています。

 

〝利を求める心は事業や人間活動の原動力となるものです。

ですから、だれしも儲けたいという欲はあってもいい。

しかしその欲は利己の範囲にのみとどまらせてはなりません。

人によかれという大欲をもって公益を図ること。

その利他の精神がめぐりめぐって自分にも利をもたらし、

またその利を大きく広げもするのです〟

 

自分の会社だけ儲かれば良いと考えるのではなく、

取引先にも利益を上げてもらいたい、さらには消費者や株主、

地域の利益にも貢献したいと思って経営を行う。

利他の心を可能な限り広げて行動するのです。

すると、おのずと広い視野をもつことができ、

周りの人たちの立場や起こっている出来事に

目を配ることができるようになってきます。

そうなると、より客観的な判断ができるようになり、

結果的に良い方向につながっていくのです。

そのためにも、常に心を磨く訓練をし、

利他の心をどんな状況でも貫けるように

準備しておくことが大切だということなのです。

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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