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2022/2/25

「悩み」の習慣を早期に断つ方法〜茶教勉強会〜

D・カーネギー著『道は開ける』Part3

「悩み」の習慣を早期に断つ方法

 

「時代を追うな」

タモリさんの印象的な言葉で、私の信念を表している言葉でもあります。

良いものはいつまで経っても良いもの。大事なことはいつの時代でも大事。

目先の利益にとらわれて、時代におもねって、流行りを追いかけて、

大事なことをやめるべきではない。

大事なことをやり続けていれば、いつか時代の方が追いついて、

理解される時がくる。

時代を追わず、普遍的に価値あるものを追求していくことは、

茶教の本質でもあるとも考えます。

今読み解いているD・カーネギー著の『道は開ける』は、

セオリーの普遍性や有用性から70年以上経っても色褪せない本で、

まさに茶教にピッタリの教材だと言えるでしょう。

 

その『道は開ける』より今回は、悩みの習慣を早期に断つ方法について。

人間は一日のうち8割くらいはネガティブな思考をしているらしく、

悩まないということは難しそうです。

だから悩んだ時に自分なりの対処法を持つことが大事になります。

だからこの章では悩みの深みにハマっていかないよう、

「悩みを忘れる6つの習慣」が説かれています。

 

1、悩んでしまったら、常に忙しい状態に身を置くこと

2、小さなこと、どうでも良いことに悩まない

3、「その不安が的中する確率は?」と自問する

4、自分の力ではどうしようもない出来事は諦めて受け入れよう

5、気持ちの切り替え時を自分で決める

6、過ぎたことにクヨクヨしない

なかでも第4章の

「自分の力ではどうしようもない出来事は諦めて受け入れる」ことは、

悩みを深めずに前向きに生きる上で大事な考え方だと思います。

人間は便利な世の中に慣れ過ぎたせいか、何でもコントロールできると

思い上がってしまっている節があるように感じます。

しかしながら、一生のうちに自力ではどうすることもできない出来事

ー例えば不慮の事故や災害で家族を亡くすなどー

に突然見舞われることがあるかもしれません。

そんなとき、何でもコントロールできると思えば、

一生を台無しにしてまでもその事実を変えたいと抵抗し、

悩み続け、神経を衰弱させることになってしまうでしょう。

自力ではどうにも変えられないことで悩みそうになったら、

その状況を受け入れ、仕方がないと諦めることが肝要なのです。

ここでいう諦めるとは

「物事の真実の姿やありさまを明らかにすることで、

自分の願望が達成できそうにない理由が分かり、

納得してそれへの思いを断ち切る」というポジティブなものです。

避けられない運命には調子を合わせる。

柳のように曲がり、樫のように抵抗しない。

穏やかな気持ちでそれらを受け入れて生きる術を身につければ、

悩みに振り回されることもなくなるということなのです。

 

この章では悩みに関する最良の忠告として、

ラインホルト・ニーバー氏による有名な祈りが紹介されています。

 

神よ、我に与えたまえ、

変えられないことを受け入れる心の平静と、

変えられることを変えていく勇気と、

それらを区別する叡知とを。

 

心に刻んでおきたい名言です。

『道は開ける』の中で私たちの欠点は

「無知ではなく無為」だとカーネギー氏は言います。

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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