ニュース HOME > ニュース > お茶で心を整える〜茶教勉強会〜 2020/11/21 お茶で心を整える〜茶教勉強会〜 忘己利他〜お茶は自分のためでなく他者への愛〜暑い時に冷たい茶を、寒い時はあたたかい茶を出して客をもてなすのがお茶の世界。それは自分のためではなく、客の欲するものを想像してそれを手速く与えるという思いやりの心からきています。 つまり茶道は他者の心を思いやる練習をすることであり、茶教はその核となるものだといえるでしょう。“忘己利他”これは天台宗の最澄の教えであり、自分を忘れ他者の利益や幸福のため尽くすことこそが慈悲の極みだというものです。まさに思いやりの心の真髄であり、茶教に携わる私の基本精神として据えています。 ただ私は「忘己」は自分を“忘れる”という意味ではなく、“後にする”という意味だと考えています。まず相手を理解する。そして自分を理解される。そうすることで信頼関係ができ、互いに助け合う良好な関係を築くことができます。「桶に水を張り、ぽちゃんと小石を投げ込むと波紋が同心円状に広がる。 その輪はやがて縁にあたり、また真ん中に戻ってくる。」 その忘己利他の行動は、よいつながりとなってどんどん広がっていき、やがて自分のもとに戻ってくることになるのです。忘己利他の精神で他を幸せにすることは、結果的に自分も幸せになるということなのです。 茶教では、こういった心の在り方を様々な角度から学んでいます。最近では、スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』を軸に人格を磨く学びを通じて、お互いを高め合っています。 他者を幸せに、自分を幸せにするために、ぜひ椿の会茶教勉強会にご参加ください。 月に一回、名古屋金山グランコートホテルにて開催しております。ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。お申込みお待ちしております。 テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理
忘己利他〜お茶は自分のためでなく他者への愛〜
暑い時に冷たい茶を、
寒い時はあたたかい茶を出して
客をもてなすのがお茶の世界。
それは自分のためではなく、
客の欲するものを想像して
それを手速く与えるという
思いやりの心からきています。
つまり茶道は
他者の心を思いやる練習をすることであり、
茶教はその核となるものだといえるでしょう。
“忘己利他”
これは天台宗の最澄の教えであり、
自分を忘れ他者の利益や幸福のため尽くすことこそが
慈悲の極みだというものです。
まさに思いやりの心の真髄であり、
茶教に携わる私の基本精神として据えています。
ただ私は「忘己」は自分を“忘れる”という意味ではなく、
“後にする”という意味だと考えています。
まず相手を理解する。そして自分を理解される。
そうすることで信頼関係ができ、
互いに助け合う良好な関係を築くことができます。
「桶に水を張り、ぽちゃんと小石を投げ込むと波紋が同心円状に広がる。
その輪はやがて縁にあたり、また真ん中に戻ってくる。」
その忘己利他の行動は、よいつながりとなってどんどん広がっていき、
やがて自分のもとに戻ってくることになるのです。
忘己利他の精神で他を幸せにすることは、
結果的に自分も幸せになるということなのです。
茶教では、こういった心の在り方を様々な角度から学んでいます。
最近では、スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』を軸に
人格を磨く学びを通じて、お互いを高め合っています。
他者を幸せに、自分を幸せにするために、
ぜひ椿の会茶教勉強会にご参加ください。
月に一回、名古屋金山グランコートホテルにて開催しております。
ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。
お申込みお待ちしております。
テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理