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2021/6/4

対極を調和する〜茶教勉強会〜

対極を調和する

 

「差別や偏見を持ってはいけません」

 

きっと誰もが子どもの頃に学校で教わったことだと思います。

けれど現代社会において差別や偏見はなかなかなくならないのが現実です。

特に今年は、コロナウイルスに関する差別や黒人差別への反対運動が話題として

大きく取り上げられ、「差別」という言葉を見聞きすることが増えました。

 

このような社会問題へ鋭く切り込んだのが、

2016年に公開されディズニー映画『ズートピア』です。

このズートピアは「可愛らしい動物たちの目線で語られることが、

人間世界の抱える社会問題への提言になっている」ということで

大きな話題を呼びました。

 

主人公のうさぎのジュディは、

夢や希望をみんなが享受できる理想郷であるはずのズートピアで、

差別という「重々しいテーマ」に幾度となく直面することになります。

その差別の源泉とは何かといえば、ネガティブなステレオタイプでした。

そして正義感が強く、差別を許さないはずのジュディの心にも、

このネガティブなステレオタイプは潜んでいたのです。

その差別感情に気づかなかったジュディは、

自らの発言によって多くの差別意識を生み出してしまったのでした。

人間社会もまた、ネガティブなステレオタイプからくる

「悪意のない差別」が日常にあふれています。

自分が差別をしていないと感じている人がいたら、知ってほしいのです。

それは差別が“ない”のではなく、差別に“気づいていない”ということを。

そして差別や偏見のない社会を実現させるために、

私たち一人ひとりできることは何かを考え、

行動につなげていく必要があるのです。

 

私たちにできることは何があるだろう?それは、

1、偏見や差別意識を持っていることを自覚するということ

 人は場面が変われば被害者にも加害者にもなりうる。

 それを自覚し、自分の言動を振り返ってみる。

 そして、誰かを傷つけてはいないかと想像力を働かせることが

 差別や偏見をなくしていくために必要なことであると思います。

2、対極を調和させること

 極端な思考や価値観は他の考えを見えづらくしたり、

 排除したりという偏見や差別の方向に変わりやすくなります。

 それゆえに「対極的要素を調和させる」ことが重要となるのです。

 例えば、「論語と算盤」の著者、渋沢栄一氏は

 豊かな国づくりを目指すためには、論語と算盤という対極にある

 価値観のバランスを図ることが大事だと言っています。

 道徳を唯一信じるべきものとして考えれば、経済の上から自滅を招き、

 一方経済を唯一の価値と考えれば、競争が進み格差が拡大して

 国は弱体化していく。それゆえ道徳と経済の調和を図ることで、

 偏りを修正しようと考えたのでした。

 

 ズートピアにおいて、ウサギのジュディとキツネのニックもまた

 対極的な存在でした。

 大きく正の方へと振り切れすぎていたジュディには、

 自己の偏見に気づくことができませんでした。

 また諦めから偏見を受け入れ、負の立場を貫いていたニックもまた

 正義の心を忘れてしまっていたのです。

 ジュディとニックはお互い関係を築いていくことで、

 対極にある要素を上手く調和させ、

 偏りを修正していったことで解決への道が開けました。

 偏りはいびつとゆがみしか生みません。

 だからこそ偏りのないバランス感覚が大事なのです。

 

今回の茶教勉強会では、ズートピアを読み解くこと通じて、

誰もが持つ差別意識について考えを深めました。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、名古屋金山グランコートホテルにて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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