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2022/4/6

平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法~茶教勉強会~

D・カーネギー著『道は開ける』Part4(1~3)

平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法

 

「今日は茶があった」と言いたい。

歴史学者の磯田道史氏によれば「よい一日だった」という意味で

「今日は茶があった」という言葉が使われていたといいます。

この「よい一日」というのは、何かと比べてよいとか、

自分好みの日が続くという意味ではなく、

「かけがえのない日」というニュアンスに近いと思います。

つらいことがあってもなおそこに喜びを見い出せたなら、

かけがえのない、尊いよい日になる、

そんな意味合いで「今日は茶があった」と言ったのではないでしょうか。

どんな状況でもプラスに捉えそれを楽しむポジティブな心のあり方は、

まさに千利休による侘び茶の精神であり、

人生を幸せに豊かにするための大事な思考法だと思うのです。

 

そして、カーネギー氏もまた悩みへの対処法として

「今日は茶があった」と言えるような精神状態を養う方法を

会得することが大事だといいます。

1、快活に考え行動すれば、自然に豊かになる

「思考とは何か」そう問われたら、カーネギー氏はこう答えるといいます。

思考とは「人生」であると。

思考はその人の言動となり、心となり、人生となるのです。

思考を超えるような人生を送ることはできません。

思考が人生をつくるといっても過言ではないのです。

だから人生を明るく楽しくしたければ、快活な思考をすることなのです。

 

2、嫌いな人のことを考えない

人は対人関係の悩みに直面したとき、つい「闘おう」としてしまいます。

カーネギー氏によれば、嫌いな人と闘うことは、

相手にダメージを与えるどころか、自分の健康を害する結果となり、

百害あって一利なしだといいます。

だから、自分自身のためにも相手を許し忘れてしまおうというのです。

そもそもアドラー心理学によれば、相手の言動は「他人の課題」であり、

自分ではコントロールできるものではありません。

いくら考えても解決する見込みはないと捉え、

意図的に「考えないようにする」ことも必要なのです。

 

3、人に感謝を求めない

人に親切にしたのに“ありがとう待ち”の心でいると、

心穏やかでなくストレスを感じることになります。

そもそも人は恩知らず。悪気がなくても、

人は自分のしてあげたことに関する情報をより多く手にするため、

自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価するものなのです。

相手は自分の期待通りに動くことはほぼないと考え、

「期待通りに動いてくれたらラッキー!」くらいに

ドンと構えておくことが大事になります。

また、見返りなく他者貢献することに喜びを感じるのはなかなか難しく、

ときに自己犠牲と感じてしまうこともあるでしょう。

他者貢献に「自分の経験値になる」「豊かな人生になる」など

“自分のため”を含めることで、感謝されなくても

そこに喜びを感じることができるのではないでしょうか。

 

そんな他者貢献の代表とも言えるアンパンマンの生みの親、

やなせたかしさんは人生は“よろこばせごっこ”だと言っています。

人生を楽しむ秘訣はよろこばせること。

ただ人生は遊びのごっこのように、

夢中になっているうちにあっという間に過ぎてしまう。

だからままならない現実に嘆くよりも、

子どもの頃の遊びのように一生懸命“今”を楽しむことが大切なのですね。

 

千利休、カーネギー氏、やなせたかしさん。

共通するのは、どんな状況にいてもつねに

「ユーモア」と「希望」に満ちているということ。

「幸せに生きるということは、幸せな考え方をするということなのだ」

彼らの言動からはそんなメッセージが伝わってきます。

『道は開ける』の中で私たちの欠点は

「無知ではなく無為」だとカーネギー氏は言います。

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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