テーブル茶道 名古屋

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2023/3/2

感謝する人になろう~茶教勉強会~

―いつも「みんなのおかげ」でいるー

 

「生きてるだけで丸儲け」

これはお笑い芸人の明石家さんまさんの座右の銘としても有名で、

色紙にもよく記していたという言葉です。

大事な人の悲運な死と偶然にも命が助かるという、

自分の力ではどうすることもできない運命を授けられたさんまさん。

生きるということは当たり前ではない。生きているだけであり難い。

そんな生きていることへの感謝が「生きてるだけで丸儲け」という

言葉につながったのでしょう。

 

“経営の神様”こと松下幸之助氏は「なぜ成功できたのか?」という問いに対して

「運が良かったから」としばしば答えています。

自分には学問がなく何も知らないからこそ、人の話をよく聴いて、

みんなの知恵を集めて、おかげさまで成功できた。

自分は体が弱かったからこそ、人に助けてもらいおかげさまで成功できた、と。

成功は自分の実力というより、

運よく自分以外の人のおかげでできたというわけです。

 

仏教で「縁起の法」というのがあります。

縁起の法とは、一言でいえば

「すべてのものはつながり互いに支え合っている」という教えです。

水一つとっても、水の入ったガラスコップ、ガラスコップの原料、

グラスを載せるテーブル、テーブルを載せる床、それらを作った人…といった、

たくさんのおかげ(縁)によって水を飲むことができます。

何よりも、私たちは水をゼロから人工的につくれず、

自然の恵みのおかげで生きることができるのです。

すると、自分の人生に対してできることは、生かされていることに

「ありがとう」と言って感謝することだといえるでしょう。

ともすると誰かに支えられながら、

皆のおかげで生きていることは忘れがちです。

忘れがちだからこそ、その心を言葉や行動で伝えていきたいものです。

 

 

―“あたりまえ”ではなく“ありがたい”ー

 

レス・ギブリン氏が著書『人望が集まる人の考え方』の中で、

人生に成功と幸福をもたらすためには

人間関係を良くすることが大事であると言っています。

その人間関係を良くする最善の方法は

「ありがとう(感謝)」で味方をつくることだと

『ありがとうの奇跡』の著者、小林正観氏は言います。

感謝の反対は「当たり前」。

感謝せず、それが当たり前だと思っていると、

結果として人が離れていくでしょう。

逆に毎日感謝をして生きていると、味方をつくることができます。

そうすればもし困ったことがあったとき、

「たくさんの味方」が力を貸してくれることでしょう。

 

「人に頼らない」「自分の力で生きなさい」という価値観の時代を

生きてきた気がしますが、これからは「みんなのおかげ」で生きることで

人のあたたかさを当てにして生きていくのはどうでしょうか。

そして人からあたたかさを求められたら、

自分もできる限りあたたかさを提供するのです。

 

幸せはかつて「仕合せ」と書かれていたそうです。

人がお互い「し合う」ことで相喜ぶ。

それこそがしあわせの本質なのだと昔の人は知っていたのかもしれません。

「人を頼り、なおかつ人に頼られる関係」で生きていくのが良い人間関係。

そして良い人間関係を築くためには

「ありがたい」という視点でまわりを見渡しながら生きることだと思います。

 

 

―幸せになりたいなら「感謝」しようー

 

「幸せが感謝をもたらすのではなく、感謝が私たちを幸せにしてくれるのです」

これは修道士で、異宗教の関係の研究家の

デヴィッド・スタインドル=ラスト氏の言葉です。

まわりを眺めてみると、たくさんのもの、たくさんの人であふれていることに

気づくのではないでしょうか。

欲しかったバッグ、新しいスマートフォン、当たり前のように

傍にいてくれる人――。

思い返してみると、こうした存在はすべて手に入れたときに

大きな幸せを感じたはずです。

しかし、私たち人間は時間が経つにつれ「あること」が当たり前になり、

「もっともっと」と求めてまた「ないもの」を探し始めます。

例えば、好きな人ができた時。

付き合うことができて天にも昇るような幸せな気持ちを味わっていたはずが、

気がつけば、話ができるのもデートができるのも「当たり前」に。

さらに、結婚して何年もしたら、パートナーの足りないところばかりに

目が向いてしまっていることはないでしょうか。

当たり前が増えれば増えるほど、不満やストレスが生まれやすくなり、

感謝の気持ちを感じにくくなっているかもしれません。

当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではなく「あり難い」こと。

一見当たり前のことこそ、実は何よりすごいことだったりするのです。

今あるものに目を向け、自分が今どれだけ恵まれているかに気づき、

感謝の気持ちを持つことで、

4幸せを感じることができるようになることでしょう。

「生かされている前提で生きる」

生かされていることに感謝するからこそ、

幸せに生きることができるのだと思います。

感謝が私たちを幸せにするのです。

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では

心のあり方を学びながら、お互いを高め合う活動を行っています。

ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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