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2022/7/3

疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法~茶教勉強会~

D・カーネギー著『道は開ける』Part7

疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法

 

現代人は“頭でっかち症候群”といえるかもしれません。

私たち現代人は、理性に偏りすぎた生き方をしていて、

無意識のうちに感性を抑圧してしまう傾向があるようです。

頭で考えることに忙しくて、

自分の心や身体に意識を向ける余裕がなくなっているように感じます。

心や身体の声に耳を傾けることなく、

理性によって力ずくでコントロールし続ければ、「ムリ」が生まれます。

この「ムリ」が重なると「疲労」となって蓄積していきます。

身体の疲れは比較的見やすくわかりやすいですが、

心の疲れは目に見えないので自覚しにくいです。

だからある日突然ムリが限界に達し、折れてしまう。

それが鬱や自殺という形で現れる。

そうなるともはや理性では手に負えなくなってしまうのです。

残念ながら、栄養や安全は確保されムリをしなくても生きていける時代なのに、

ムリをして心身を酷使し、壊れていくという矛盾の時代になっているのです。

「悩みを解決する本で、なぜ疲労の予防法について語るのか」

カーネギー氏はこの理由について、疲労が悩みを引き起こしたり、

少なくとも悩みに感染しやすくしたりするからとしています。

つまり、疲労の予防が悩みの予防に通じるのです。

そして疲労予防の鉄則はズバリ

「休息すること」

 

しかも大事なのは疲れる前に休むということです。

「限界を超えたから休む」ではなく「限界になる前に休む」ことなのです。

日本人は特にしんどいと思っても、

「まだ限界じゃない、もっと頑張らなければいけない」とか

「限界までやらないと休んではいけない」

と思っている人が多いように感じます。

ただ、特に精神的疲労に関して言えば、

一度限界を超えてうつ病など発症してしまうと、

元に戻るまでには相当な時間と労力がかかってしまうのです。

だからこそ、限界を超える前に休むことが大事なのです。

『なぜ疲れるのか』の著者であるダニエル・W・ジョスリンは

こう述べています。


休息とはまったく何もしていないことではない。休息とは回復である。


 

現代人の陥りやすい「ムリ」を重ねる→疲労を溜める→心身を破壊する、

という負の連鎖を断つためにも、

感性の声に耳を傾けて理性で無理にコントロールをせず休息するときと、

感性を上手く理性でコントロールして頑張るときといった

区別をつけていくことが必要だと考えます。

ただ簡単なようでこれが難しいのです。

一つ言えることは、理性と感性、どちらかだけでは

心身を充実させることはできず、お互いの協力関係があってこそ、

求める結果にたどり着けるということ。

二つの調和があってこそ人間らしく、豊かな人生が生まれると思うのです。

二つのバランスをどうとるのか、

その知恵を学ぶことが人生の課題であると言えるかもしれません。

『道は開ける』の中で私たちの欠点は

「無知ではなく無為」だとカーネギー氏は言います。

茶教勉強会は、「知行合一」をモットーに、

知識を得るだけでなく実践につなげていき、

人格として身につけることを目的としています。

学びを深め、学んだことを実践することで美しさは培われます。

そうして得られた美しさは自身の幸せ、

ひいてはみんなの幸せにつながると確信しています。

そんな美しい人を目指してテーブルスタイル茶道では心のあり方を学びながら、

お互いを高め合う活動を行っています。ぜひ茶教勉強会にご参加ください。

皆さんと一緒に豊かな生き方を追求できたらと思っています。

 

月に一回、椿の会本部(名鉄鳴海駅 徒歩5分)にて開催しております。

ご新規様は1,000円にてご参加いただけます(zoomでのご参加も可能です)。

お申込みお待ちしております。

 

椿の会テーブルスタイル茶道 副代表 久野 麻理

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